※融資型クラウドファンディング = ソーシャルレンディング
以下に原文を転載します。
記
当社グループでは、不動産ファンドを組成する際のメザニン・ローンの調達や、医療法人の事業承継資金総額のうちの一部の調達にあたり、融資型クラウドファンディングを活用しております。
当社の連結子会社が、当社グループが行う投資についての分析を行い商品設計までを手がけ、その商品の具体的な取得勧誘行為(以下、「募集」と記載)については、募集を委託していた外部業者であるmaneoマーケット株式会社(以下、「募集外部業者」と記載)へと委託しております。
当社グループが行う投資は比較的長期間にわたるものが主体となっておりましたが、クラウドファンディングによる資金調達期間はその性質上短いことが多いため、投資を回収するより先にクラウドファンディングによる調達資金の償還期日が到来する場合、クラウドファンディングの投資家に対して再度募集をかけることによって償還資金を調達する、もしくは、当社グループが別途金融機関等からの融資等によって償還資金を調達する必要があります。
2019年6月末現在での1年以内償還期限のクラウドファンディング投資家からの匿名組合出資預り金残高は6,347百万円あります。
当社グループは、上述のように、比較的償還期間の短いクラウドファンディングによる資金調達の償還のために、クラウドファンディング投資家に対する再募集を予定しておりましたが、募集外部業者から募集行為を停止する旨の申出を受け、2019年8月より募集行為を全面的に停止するという決定を行いました。このため、今後1年間の資金調達状況によっては匿名組合出資預り金の償還が困難となるおそれがあります。
以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。当社グループは、これらの状況を解消するため、以下に記載の対応策を実施してまいります。
(1) 外部からの融資増資等による資金調達活動を予定しております。
(2) 販売用不動産の早期売却を予定しております。
(3) クラウドファンディング投資家に対する募集再開にむけ関係各方面への働きかけをしております。
しかし、これらの対応策に関する最終的な合意が得られていないため、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、このような継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。
以上
・1年以内償還期限のソーシャルレンディング借入残高が63.47億円
・ソーシャルレンディングでの借入はリファイナンスを前提としていた
・maneoマーケットを利用した資金調達が停止してしまった
・LCHDではこのことを事業継続に関する重要な不確実性と認識している
(1) 外部からの融資増資
(2) 販売用不動産の早期売却
(3) ソーシャルレンディング借入の再開(maneoマーケット以外)
前日終値から300円下落(1,383円→1,083円)のストップ安となっています。
株主はたまったものではありませんね。
決算情報を見ると販売用不動産が76.54億円、純資産は61.88億円となっています。
これだけを見れば、延滞の可能性はあるものの、致命的な問題がないかぎり返済は可能でしょう。
ただし、maneoマーケットの問題はかなり前から分かっていたはずなので、今まで何も対策を取っていなかったのか疑問です。本来であれば、自社サービスを立ち上げたり、他社サービスへの乗り換え打診などが進んでいるはずです。
なにやらマネーゲームに巻き込まれている気がします。
個人的にはソーシャルレンディングで貸したお金が返ってくるとしても、海千山千である金子修社長と関わるのは避けたいと考えています。
評価 | 休止 | LCレンディングの公式ホームページ |
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