2016年4月 | みんなのクレジットがサービスを開始。代表は白石伸生氏。 |
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2016年10月 | キャッシュバックキャンペーンや高金利(14.5%)が投資家の注目を集める。成立ローンが15億円を突破。 |
2017年3月 | 関東財務局より行政処分を受ける。内容は「貸付が親会社グループに集中している」「投資家への返済を他ファンドの資金から充当している」「担保内容が不明瞭」など。 |
2017年4月 | 代表が「白石伸生」から「阿藤豊」に交代。 |
2017年7月 | ほぼ全てのファンドで延滞が発生。 |
2017年8月 | 東京都産業労働局より行政処分を受ける。 |
2017年8月 | みんなのクレジットが「一部の投資家が貸付先に対して直接的回収行動に入った」と発表。 |
2017年12月 | みんなのクレジットが貸付先のテイクオーバーホールディングス(代表・白石伸生)に起訴を提起。(自作自演状態) |
2018年2月 | 債権回収会社に債権を1億円で譲渡。実質的な未償還決着。 |
2018年3月 | テイクオーバーホールディングスが「調整お見舞金」を支払うと発表するが、極めて不審な内容。 |
2018年3月 | みんなのクレジットが「スカイキャピタル」に社名変更。 |
2018年9月 | AbemaTVが「みんクレ事件」を報道。 |
2018年12月 | テレビ東京・ワールドビジネスサテライトが「みんクレ事件」を報道。被害者約80人が年内に損害賠償を求める裁判に踏み切る予定。 |
2020年6月 | 東京地裁がみんなのクレジットに「全額の支払いを命じる判決」を言い渡す。支払いは白石氏や関係各社に連帯責任がある。 |
全体をざっくりと説明します。
みんクレ(白石伸生代表)は「年利14.5%やキャッシュバック」などをアピールし、サービス開始から1年足らずで40億円を越える資金を集めました。
そのうちの約10億円は投資家への返済に使い、残りの30億円は白石氏が経営する親会社グループに融資しています。
2017年4月に様々な問題が発覚し、関東財務局から行政処分を受けます。直後に白石氏の部下である「阿藤豊」氏に代表を変更します。
同年9月には投資家が「みんクレ」に対して起訴を起こします。
同年12月に「みんクレ」が「テイク社(元BWJ)」「ブルーアート」「らくらくプラス」に提訴します。ただし、これは時間稼ぎの茶番にすぎません。白石氏が白石氏本人に提訴しているようなものです。
「裁判を提起したという事実」を作ったうえで、2018年2月に債権回収会社への債権譲渡を発表します。これは事実上の未償還宣言です。
さらに2018年3月にテイク社が「調整お見舞金」を発表します。しかし、受け取るためには「同社に提訴しない」などの条件に同意する必要があるうえ、金額や支払い方法の詳細は明示されていませんでした。
もちろん、調整お見舞金が支払われることはありませんでした。
今回の事件では
また、下の画像のように信頼性の高いメディアで取り上げられてしまうと、ついつい油断してしまいます。(決して日経ビジネスが悪いわけではありません)
基本的に「投資話というものは常に詐欺の可能性がある」ぐらいに考えておくべきでしょう。
そのうえで「出資者を確認する」「代表の経歴を丁寧に調べる」「1社に資産を集中しない」「他社よりも抜群に条件がよい話は避ける」などの対策を取れば被害を受ける可能性は大幅に減らせます。
時間をかけて「みんなのクレジット事件」について調べていくと、関係会社の社名変更が多いことに気付きます。頻繁に社名を変更することで、人々や行政を撹乱するのが目的なのでしょう。
スカイキャピタル | 元みんなのクレジット。 2018年4月に社名と住所を変更。 |
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テイクオーバーホールディングス | 元ブルーウォールジャパン。 2017年11月に社名変更。 |
八丁掘投資 | 元スピードパートナーズ。2014年5月に倒産。 白石伸生氏が以前に経営していた会社。 |
また、みんなのクレジットがサービス開始する約2年前の2014年7月には「こちらのブログ」に「白石伸生氏は計画倒産の常習犯」という記事が載っていました。
2020年6月30日に東京地裁(森田浩美裁判長)による「全額の支払いを命じる判決」が言い渡されました。ただし、回収は出来ていないようです。
(1) 投資家の労力を肩代わりする。
個人投資家が1つ1つの会社や経営者の背景を丁寧に調べていくことは労力的に厳しいものだと思います。その部分を当サイトが行うことで個人投資家のサポートを行っていきます。
(2) 事件の記録を残しておく。
第三者の立場から事件をできるだけ客観的なデータとして残しておきたいと思います。残しておくことで「詐欺を行いづらい社会」「個人投資家のリテラシー向上」などに貢献できれば幸いです。
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