住宅ローン | 0.2~0.4% |
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銀行の法人向け融資 | 2.0~3.0% |
消費者金融 | 5.0~10.0% |
東証一部上場企業で不動産担保ローンをメイン事業としている「アサックス」は貸倒率0.1%前後で推移しています。アサックスの貸倒率が銀行より低いのは、アサックスは不動産担保ローンのみを取り扱っているためです。
銀行は「経済活動を支えること」が本来の役割なので不動産担保に頼り切るわけにはいかないため、貸倒率が高めになっています。
消費者金融は「(不動産や生産活動ではなく)消費を目的にした融資」を取り扱っているので、貸倒率が高くなるのは当然のことです。
銀行名 | サービス名 | 金利 |
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住信SBIネット銀行 | 不動産担保ローン | 2.95~8.9% |
ビジネクスト | ビジネスローン | 8.0~15.0% |
東京スター銀行 | スタービジネスカードローン | 6.5~14.5% |
アコム | カードローン(消費者金融) | 3.0~18.0% |
金利は「貸倒率」を想定したうえで十分な利益が出るように設定されています。貸倒率と金利の一覧を比べてみると、しっかり整合性が取れていることが分かります。
ソーシャルレンディング大手事業者の貸倒率は1.0%前後というイメージです。
(SBIソーシャルレンディング、クラウドクレジット)
クラウドバンク、オーナーズブック、Fundsは今のところ貸し倒れ0件です。
ソーシャルレンディング業界はまだまだ未成熟な業界です。これから貸金事業者としてのノウハウや経験を蓄積していくことで貸倒率が低くなることが望まれます。
1 | まずは「みんなのクレジット事件」を学ぼう |
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2 | 3種類のリスク |
3 | 貸し倒れの実態 |
4 | 様々な業界の貸倒率を知っておく |
5 | 損失補填はしているのか? |
6 | 金融業の資格があっても安心とは限らない |
7 | 担保の意味と安全性 |
8 | 債権譲渡について |