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様々な業界の貸倒率を知っておく

初回:2018年6月19日 | 更新:2019年11月21日 | 執筆:カナメ先生
ここがポイント!
  • 銀行の法人向け融資は貸倒率2.0~3.0%。
  • 不動産担保ローンのアサックスは貸倒率0.1%程度。
  • 金利は貸し倒れが起きても差引で利益が出るように設定されている。

様々な業界の貸倒率

住宅ローン0.2~0.4%
銀行の法人向け融資2.0~3.0%
消費者金融5.0~10.0%

東証一部上場企業で不動産担保ローンをメイン事業としている「アサックス」は貸倒率0.1%前後で推移しています。アサックスの貸倒率が銀行より低いのは、アサックスは不動産担保ローンのみを取り扱っているためです。

銀行は「経済活動を支えること」が本来の役割なので不動産担保に頼り切るわけにはいかないため、貸倒率が高めになっています。

消費者金融は「(不動産や生産活動ではなく)消費を目的にした融資」を取り扱っているので、貸倒率が高くなるのは当然のことです。

様々な業界の金利

銀行名サービス名金利
住信SBIネット銀行不動産担保ローン2.95~8.9%
ビジネクストビジネスローン8.0~15.0%
東京スター銀行スタービジネスカードローン6.5~14.5%
アコムカードローン(消費者金融)3.0~18.0%

金利は「貸倒率」を想定したうえで十分な利益が出るように設定されています。貸倒率と金利の一覧を比べてみると、しっかり整合性が取れていることが分かります。

ソーシャルレンディング業界の貸倒率はどうなるのか?

ソーシャルレンディング大手事業者の貸倒率は1.0%前後というイメージです。
(SBIソーシャルレンディング、クラウドクレジット)

クラウドバンクオーナーズブックFundsは今のところ貸し倒れ0件です。

ソーシャルレンディング業界はまだまだ未成熟な業界です。これから貸金事業者としてのノウハウや経験を蓄積していくことで貸倒率が低くなることが望まれます。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴9年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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リスクの記事一覧

1 まずは「みんなのクレジット事件」を学ぼう
2 3種類のリスク
3 貸し倒れの実態
4 様々な業界の貸倒率を知っておく
5 損失補填はしているのか?
6 金融業の資格があっても安心とは限らない
7 担保の意味と安全性
8 債権譲渡について

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[4793] カナメ先生(2019-11-25 09:50:33)
そうなんですよね。
こちらの記事↓はアサックスの株を買う場合の考察です。
https://www.sl-gakkou.com/detail/10/332.html
[4725] no name(2019-11-24 00:13:44)
単純にアサックス の株買っとけばいいような気もするね。
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