1 | ソーシャルレンディング事業者リスク | 最も注意する要素 |
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2 | 融資先の貸し倒れリスク | しっかり分散すれば対応可能 |
3 | 資金拘束リスク(流動性リスク) | 知っておけば特に問題なし |
1つずつ詳細を説明していきます。
SBIソーシャルレンディング、クラウドバンク、オーナーズブック、Fundsといったソーシャルレンディング事業者がトラブルを起こすリスクです。
ここで重要になるのは「貸し手である私たち投資家は借り手である企業と金銭貸借契約を結んでいない」という点です。つまり、ソーシャルレンディング事業者がトラブルを起こすと投資家は元本を回収する手立ても権利も無くなります。
過去の例では「みんなのクレジット」や「ラッキーバンク」が元本をはるかに下回る価格で債権譲渡してしまったことで、投資家の元本がほとんど失われる納得のいかない結果となりました。
ソーシャルレンディング事業者によるトラブルは絶対に避けたい事態です。逆に言えば「ソーシャルレンディング事業者選びに間違わなければソーシャルレンディング投資はほぼ成功したようなもの」と言えます。
・設立年数
・会社の業績
・上場の有無
・経営者の経歴
・株主構成
・融資先との利害関係
などを調査して慎重にソーシャルレンディング事業者選びを行ってください。
また、当サイトの「格付けランキング」も参考にしてください。
貸し倒れ、債務不履行、デフォルトなどの呼び方があります。借り手である企業が倒産したり返済拒否することで資金回収が出来なくなるリスクです。
基本的にソーシャルレンディングは貸し倒れリスクがあるから利回りが高いため、「貸し倒れを100%避けることはできない」と考えてください。投資家は貸し倒れも含んだ利回りを想定しておくべきです。
私もSBIソーシャルレンディングで69,882円の貸し倒れ損失を出しています。
貸し倒れリスクは「出来るだけ不動産担保付きファンドを選ぶ」「十分にファンド(融資先)を分散する」の2点を徹底すれば大幅に下げることができます。
ソーシャルレンディングのファンドには3~24ヶ月程度の運用期間があります。それらのファンドに投資した場合、運用期間中に解約することはできません。そのために「運用期間中に急な資金が必要になった場合に困っちゃうな・・」というのが資金拘束リスクです。
ただし、適度に分散していれば資金拘束で困るようなことはありません。
私は念のためSBIネット銀行のカードローンを登録しておくことで緊急時に備えてあります。低金利かつ即時融資なので非常に便利です。
[関連記事] ソーシャルレンディングにおける実際の資金拘束は少ない
1 | まずは「みんなのクレジット事件」を学ぼう |
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2 | 3種類のリスク |
3 | 貸し倒れの実態 |
4 | 様々な業界の貸倒率を知っておく |
5 | 損失補填はしているのか? |
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7 | 担保の意味と安全性 |
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