8月31日 | 預金残高を改ざん問題が発覚。 |
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9月4日 | TATERUから「特別委員会設置」と「ファンド取扱」についてのメールが届く。調査結果の報告は3ヶ月後を見込んでいる。 |
9月10日 | 保有する「GA technologies」の株式をSBIホールディングスに市場外売却。23.4億円の利益を計上。 |
9月13日 | 最新ファンド(48~50号)の返金を確認。 |
9月14日 | 既存ファンド解約による返金を確認。 |
9月14日 | 金融機関に提出するための独立部署を設置。内部監査室の抜き打ちチェックで不正を防ぐ。引き続き「預金残高を改ざんしていたケースが他にもなかったか」を調査中。 |
ソーシャルレンディング投資家への返金は確実に進んでいます。また、保有株式売却により23.4億円を調達したことは、「どれだけコストをかけてでも信頼回復に努める」という意思の表れだと思われます。
さすがに今回の事件でソーシャルレンディング界においてもタテルファンディングに対する印象は大幅に悪くなりましたが、迅速かつ誠実な対応が進んでいることで「さすが上場企業は違う」という声も上がってきています。
株価は事件前の約1,600円から363円(9月14日終値)と約5分の1に大暴落しています。私も100株(16万円)だけもっていたので、13万円ほど損をしてしまいました。
・TATERU 経営陣
・TATERU 社員
・顧客(アパート購入者)
・銀行(西京銀行)
・株主
・ソーシャルレンディング投資家
このように多くの人が関わっている中で株主の被害は特に甚大です。
数年先の話ですが、株価が持ち直すことを願っています。
9月14日に「TATERUが金融機関に提出するための独立部署を設置した」と日経新聞が報じました。
従来は担当営業社員が顧客から預金残高データを直接受け取って金融機関に送っていた。しかし、アパート建設資金の借り入れ希望者の預金残高データを水増しして融資審査を通りやすくし、銀行に融資申請していた問題が発覚。融資関係資料が営業担当を経由しないよう、業務の流れを変える。
独立部署では売買契約締結時に、顧客の預金通帳などの残高データの原本を確認する。こうした手続きが順守されているかどうかを、内部監査室が抜き打ちで確認するという。改ざん問題を巡っては、外部の弁護士らで構成する特別調査委員会を設置し、預金残高を改ざんしていたケースが他にもなかったかを調査中。同社は「再発防止策を確実に実施し、信頼回復に努める」としている。
これにより銀行に関連する不正は激減します。「なるほど」と思いました。
こうやって信頼性とコストの高いシステムを導入しながら企業は成長していき、別の身軽で才覚溢れる若手経営者が台頭し、不祥事を起こし、大企業に成長していき・・・ということを繰り返していくのですね。
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