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ソーシャルレンディングは安全性が高く元本割れのリスクが小さい

初回:2018年6月1日 | 更新:2022年7月1日 | 執筆:カナメ先生
ここがポイント!
  • ソーシャルレンディングの貸し倒れ率は極めて低い。
  • 貸し倒れ率を1.5%と想定しても安定して利益を出すことができる。
  • 問題を起こしそうな事業者(サービス)は絶対に避けること。

ソーシャルレンディングの貸し倒れ率は低い

大手ソーシャルレンディング事業者(クラウドバンク、オーナーズブック、Funds、AGクラウドファンディング)の貸し倒れは極めて少ない状況です。

貸付先が海外事業者で不動産担保設定のないクラウドクレジットは多めです。

詳しくは「貸し倒れ率(デフォルト率)はどの程度なのか?」を読んでください。

他の業界の貸し倒れ率と比較

貸し倒れが少ないとは言っても過信は禁物です。

まずは他の業界の貸し倒れ率を調べてみましょう。

住宅ローン0.2%~0.4%
銀行系ビジネスローン2.0%~3.0%
消費者金融5.0%~10.0%

「ソーシャルレンディングと銀行系ビジネスローンのどちらが貸し倒れ率が高くなるか?」については分かりません。

ソーシャルレンディング業界が今まで積み上げてきた実績を考慮して、ソーシャルレンディングの貸し倒れ率は1.0~1.5%程度を想定しておきましょう。

貸し倒れ率1.5%ってどれぐらい安全なの?

しっかり分散投資をすれば年間収支でマイナスになる可能性はほとんど無いといった程度のリスクです。

私も年間でマイナスになったことは一度もありません。

具体的には「1000案件に投資すれば15件が貸し倒れを起こす」ということです。
1,000万円を期待利回り6.0%のファンドで投資した場合は以下のようになります。

元本1,000万円
金利収入59.1万円
貸倒損失15.0万円
年間損益44.1万円

ただし、これはあくまで「しっかりと分散投資をした場合」です。
投資するファンド数が少ない場合は、元本割れする確率が高くなります。

基本編の「最適な分散投資のやり方」を参考にして安全に投資してください。

問題を起こしそうな事業者は絶対に避ける

ファンド単位の貸し倒れ損失はコントロールしやすいのですが、ソーシャルレンディング事業者単位のトラブルは絶対に避けなければいけません。

事業者貸し倒れ・延滞発生時期記事
ラッキーバンク約33億円の貸し倒れ2018年記事
みんなのクレジット約31億円の貸し倒れ2017年記事
グリーンインフラレンディング約127億円の延滞中2018年記事
クラウドリース約55億円の延滞中2019年記事
トラストレンディング約52億円の延滞中2018年記事
ガイアファンディング約40億円の延滞中2018年記事
キャッシュフローファイナンス約8.9億円の延滞中2018年記事
アメリカンファンディング約2.3億円の延滞中2019年記事

これらの事業者は上場系ソーシャルレンディング事業者(オーナーズブックなど)と比較すると、信頼性が低いことは一目瞭然でした。

自分の判断力を過信せず大手事業者を中心に投資することを強くおすすめします。
出来るだけ格付けランキング上位の事業者を選んでください。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴9年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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メリットの記事一覧

1 利益が明確である
2 利回りが高い
3 安全性が高い
4 少額から投資できる
5 資金の拘束が小さい
6 投資初心者でも勝てる
7 計画が立てやすい
8 時間と手間がかからない
9 毎月の金利収入が楽しみ

一言掲示板 : 情報交換、改善希望、質問など
[5278] no name(2019-06-23 01:00:55)
投資先の情報の極限られた部分しか共有されないのに、安全性が高いとは絶対に考えられない。例として大規模太陽光発電施設の融資に関して21円以下の案件には基本的に大手メガバンクはPFを組まない。にもかかわらず借り換えで返済するという条件で投資を募っているが個人的には現実性のある話には全く思えない。36円、32円の案件だといっても、売電価格の維持には複雑かつハードルの高い条件と手続きが必要であってそれらの条件が満たされているという本来の投資に必要不可欠な情報共有が基本的にない。匿名組合契約の大きなリスクは資金の流れと融資先の詳細な情報を一切把握できないことであり、ましてこれだけ高金利での融資となるとかなりリスクの高い博打に資金を投じているんだという認識を利用者は共有したほうがいいと思います。
個人的に貸し倒れ率は10%どころじゃないと思いますよ。
[5276] キット(2019-06-23 00:16:57)
銀行融資を受けられない(必ずしもそうではないのでしょうが、)
企業への融資なので貸し倒れ率は銀行の法人向け融資 2.0~3.0%の2~3倍は
計算にいれておくべきなのではないでしょうか?
何が妥当な数字になるかは分かりませんが、
私はそのくらいの余裕をもって計算したいです。
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