ソーシャルレンディングは極めて地味な投資です。
「短期間で100万円が1億円になる」といったことは絶対になく、年3.0~5.0%程度の利益をコツコツと蓄積していく投資商品です。
ソーシャルレンディング投資を成功させるために大事なことは以下の2点です。
❶ 給与の一部をコツコツとソーシャルレンディングに回すこと
❷ 高利回りの案件に翻弄されずに堅実な案件に投資すること
つまり、「計画性のある人」や「堅実な性格の人」に向いています。
厚生労働省が発表した「平成28年度の年金概況」によると、国民年金の平均受給額は月5万5,000円、厚生年金の平均受給額は月14万7,000円です。
国民年金の人は不安になってしまいます。
国民年金と厚生年金の差は月9万2,000円です。年間にすると110万4,000円です。
ソーシャルレンディングで2,000万円を5.5%で運用すれば、年110万円の利益を得ることができるので差を埋めることができます。もちろん、厚生年金の人はさらに豊かな老後を送ることができます。
元本の2,000万円は、月6万円を333ヵ月(約28年)で貯めることができます。
しかも、ソーシャルレンディングの「複利の力」を活かせば約17年に短縮することができます。
退職金や相続などで数千万円のお金を手にいれた場合、「定期預金では金利が低すぎるけど、株やFXではリスクが高すぎる」と感じる人が多いようです。
また、投資信託のようなキャピタルゲイン商品よりも、J-REITやソーシャルレンディングのように安定した分配金を得られる投資商品のほうがニーズに適しています。
ただし、大きなお金を運用するからこそ慎重な取り組みが必要だということを肝に銘じてください。実際に退職金の数千万円を詐欺まがいのソーシャルレンディング会社に投資してしまったケースもあります。
多くの人が夢見る「不労所得でセミリタイア」ですが、ソーシャルレンディング投資であれば現実的に可能です。
例えば2,000万円を6.0%で運用すれば年120万円の利益です。決して豊かとは言えませんが、何もしなくてもフリーターと同水準の年収を得ることができるのです。
社会人になると周りに「株をはじめた」「仮想通貨をはじめた」という話を聞くようになります。会社員としてのスキルアップを主軸として真面目に生きている人にとって、あまり気持ちの良い話ではありません。
そんな人にオススメなのがソーシャルレンディングです。ソーシャルレンディングは投資スキル以上に投資額の大きさが重要です。
つまり、真面目に「給与アップ」や「節約」に取り組んだ人ほど有利になります。
・自信過剰な人(謙虚に考えられない)
・素人評論家になってしまう人(賢いと思われたい)
・資産額を自慢したい人(お金以外に誇れることがない)
・短期間でお金持ちになりたい人(FXや仮想通貨が好き)
こういった人は判断ミスを犯しやすい傾向にあります。
具体的には以下のような行動をとってしまいます。
・マイナーなソーシャルレンディング事業者を使いたがる
・高利回りファンドを選びたがる(他人よりも高い利回りで運用したい)
・ソーシャルレンディング事業者の批判ばかりしてしまう
・投資上の判断ミスを反省して次に活かすことができない
ソーシャルレンディングは感情を抑えられる堅実な人ほど成功しやすい投資です。