2005年にイギリスのZOPA(ゾーパ)が個人間で小口融資が行えるマーケット型ソーシャルレンディングサービスを開始しました。
アメリカでは2006年にProsper(プロスパー)、2007年にLending Club(レンディングクラブ)がオークション型ソーシャルレンディングサービスを開始しました。
2008年には日本でもmaneo(マネオ)がソーシャルレンディングサービスをスタートしました。当初は欧米のサービスと同様に個人間融資を行っていましたが、10%を超える貸し倒れが原因で、2011年からは法人向け融資に移行しています。
2011年にはアメリカで学生ローンに特化したSoFi(ソーファイ)が登場しました。高学歴・高収入の層に特化し、デフォルト(貸し倒れ)のリスクを最小限に抑えることで急成長を続けています。
現在は教育ローンだけでなく、モーゲージや個人ローンへとビジネスを拡大しています。2015年9月にソフトバンクが出資したことで日本での知名度もグンと上がりました。
英国政府が2,000万ポンド(約24億円)をソーシャルレンディングに投資しました。意図は中小企業への融資に消極的な銀行以外のルートで中小企業への資金供給を行うためです。
e租宝(エズバオ)は2014年から2015年にかけて90万人の投資家から約500億元(約8,300億円)を騙し取ったとされています。
多くの関係者が逮捕され、幹部2名には終身刑が言い渡されています。投資家に約束されていた利回りは9.0%~14.6%でしたが、そのほとんどは実体のないポンジスキームでした。
2014年にNY市場に上場を果たしたLending Clubですが、2016年6月には融資残高2兆円を突破しました。日本最大であるSBIソーシャルレンディングの融資残高が350億円(2019年10月時点)であることを考えるとものすごい規模です。
2011年にサービスを開始したSoFiがNASDAQに上場しました。
2022年6月28日時点の時価総額は54.31億ドル(7,348億円)です。