クラウド時代の新しい投資商品です。
2005年にイギリスでサービス開始した「ZOPA」が世界初のソーシャルレンディングだと言われています。日本では「maneo」が2008年にサービス開始しています。
ちなみにSocialの意味は「社会的」で、Lendingの意味は「貸付」です。
※別名 = 融資型クラウドファンディング、貸付型クラウドファンディング
その通りです。銀行やノンバンクが行っていた融資というビジネスに個人が参加できるようになりました。
銀行と同様に貸し手である投資家は「金利というメリット」を手に入れ「貸倒れリスク」を引き受けます。借り手を探したり金利を決める仕事はソーシャルレンディング事業者が行ってくれます。
リスクを背負うという部分では同じですが、株式投資は「投資(お金を託す)」で、ソーシャルレンディングは「融資(お金を貸す)」という違いがあります。
株式投資のリターンが不確実なのに対して、ソーシャルレンディングでは貸し倒れが起こらないかぎり、毎年4~6%の安定した金利収入が見込めます。
株式投資や投資信託と比べると「お金を貸して金利で稼ぐというシンプルさ」「選択肢の少なさ」という意味で簡単と言えます。
もちろん、全ての投資において長期的に稼ぎ続けるのは難しいです。
詳しいリスクの説明は第3章に書いてあるため、ここでは簡単にまとめておきます。
リスクはあります。ファンドごとに貸し倒れが起きる可能性もありますし、ソーシャルレンディング事業者が倒産したケースもあります。
ただし、このサイトを読んで最低限のルールを守っていけば、低い損失率に抑えられると考えています。
リスクのない投資は存在しません。リスクを想定して「表面リターン(4~6%)-想定損失(1%)=3~5%」あたりを目指すのが正しいソーシャルレンディング投資です。
一番の理由はインターネットの普及です。
インターネットの普及により、事業者と大勢の投資家が低コストで「融資案件情報の共有」や「お金の移動」が出来るようになりました。
また、国による金融規制緩和(自由競争の促進が目的)もソーシャルレンディング開始の大きな要因です。
口座開設に手数料はかかりませんが、融資ファンドごとに手数料(スプレッド金利)が設定されています。
例えば、募集ファンドの利回りが4.0%と表示されていた場合、実際は5.5~6.0%程度でお金を貸していて、差額はソーシャルレンディング事業者の利益になります。
手数料は1.5~3.0%がボリュームゾーンです。
大手事業者であるオーナーズブックの募集ファンドです。
投資の際はさらに個々のファンドの詳細を知ることができます。
オーナーズブックの最低投資額は1口1万円ですが、事業者によっては1口1円のサービスもあります。