2018年12月期は1,407万円の赤字、2019年12月期は5,281万円の赤字です。
残り純資産は5,952万円と非常に心配な水準です。
ソーシャルレンディング事業において売上を増やすには「運用額を増やす」か「手数料を増やす」しかありません。しかし、手数料に関しては他社と横並びの圧力があるため、運用額を増やすことが最優先となります。
LENDEXの運用額は2018年12月期の5.9億円から、2019年12月期の12.8億円に急増しています。ここ数ヶ月の募集額を見ると、さらに増えていることが分かります。
※ サービス開始は2017年7月 / 創業社長は筧悦夫さん
① 田川徳彦さんが社長就任(元財務省)
② 深澤克己さんが社長就任(元みずほ銀行)
・業績は非常に心配
・深澤社長の人間的な信頼性は高い(東大卒、元みずほ銀行勤務)
・人間的な信頼性と事業成否は別問題
状況的には「高利回りと事業者リスクのトレードオフ」ということになります。
利回り10%の無担保ファンドはギャンブルであることを認識したうえで投資してください。投資という意味では不動産担保付きファンドを選ぶべきです。
事業者の信頼性という部分をクリアできれば「抵当権第一順位 / LTV80%以下 / 利回り7.0%」という条件は魅力的です。
① 2020年12月期は大幅な売上増を見込んでいる。
② 2020年6月から新規事業として「不動産売買事業」を開始する。
③ 2020年4月に資本金を増資した。
評価 | B | LENDEX(レンデックス)の公式ホームページ |
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