前提としてソーシャルレンディング事業者の信頼性が高いことは必須条件です。
信頼性の高さは「事業者ランキング」で確認してください。
ファンドを探すには当サイトで提供している「ソーシャルレンディング最新ファンド横断比較」をご利用いただくと便利です。
利回り | 3.0~6.0%のファンドが中心です。7.0%を超えたあたりからリスクが急増し、10%以上は投資をおすすめしません。 |
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運用期間 | 短いほうが現金化やリスク回避の面で有利ですが、実質利回りが下がる&手間がかかることを考えると、ある程度の運用期間がベターです。 私は1年間前後のファンドを好みます。 期間が長いファンド(2年以上)に関しては一層の慎重さが要求されます。 |
担保有無 | よほど融資先の信頼性が高い場合を除いて、不動産担保付きファンドがおすすめです。延滞が起きた場合に担保不動産を売却して回収することができます。 |
事業者の信頼性と不動産査定能力に定評のあるオーナーズブックのファンド募集ページを用いて解説いたします。
利回り(4.0%)、運用期間(19ヶ月)、担保有無などが記載されています。
多くのファンドは毎月分配金が発生しますが、オーナーズブックは3ヶ月に1度(毎四半期)になっています。
総合的には「手堅い長期ファンド」というイメージです。
ここで注目すべきは財務構造です。
不動産評価額6,420万円に対して、借入が5,100万円なので、万が一延滞になった場合でも評価額の79.4%の価格で売却できれば元本回収が出来ることを示しています。
※売却にかかる手数料等は考慮していません。
不動産担保の判断にはLTV(Loan to Value)という指標を用います。
LTVは「融資額÷担保評価額×100」で求めます。
上のファンドだと「5,100÷6,420×100=79.4」になります。
この値が低いほど安全性が高いということになります。
ただし、不動産評価額はいくらでも誤魔化すことができてしまいます。そのため、査定をしている会社(ソーシャルレンディング事業者)の信頼性が重要になります。