「手数料・リスクについて」のPDFに記載されている締結手数料と融資実行手数料を加えた場合に、実質年利が10%を超えることがあるという話です。
ファンド名 | 運用 期間 |
利回り | 募集額 (億) |
貸付 金利 |
管理 手数料 |
締結 手数料 |
実行 手数料 |
実質 年利 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
不動産バイヤーズ 32号 | 12 | 6.5% | 3.05 | 7.5% | 1.0% | 100万 | 2.5% | 10.3% |
不動産担保ローン 27号 | 12 | 6.5% | 8.00 | 7.5% | 1.0% | 100万 | 1.0% | 8.6% |
メガソーラーB 2号 | 10 | 5.5% | 7.50 | 6.0% | 0.5% | 100万 | 2.5% | 9.2% |
ディベロッパーズ 13号 | 24 | 7.0% | 5.80 | 8.5% | 1.5% | 100万 | 2.5% | 9.8% |
バイヤーズ 31号 | 24 | 7.5% | 1.70 | 8.5% | 1.0% | 100万 | 2.5% | 10.0% |
不動産担保ローン 26号 | 12 | 6.5% | 12.0 | 7.5% | 1.0% | 100万 | 1.0% | 8.6% |
サービサーズ 7号 | 36 | 7.0% | 9.20 | 8.0% | 1.0% | 100万 | 1.0% | 8.4% |
太陽光発電事業者 2号 | 10 | 7.0% | 6.00 | 8.5% | 1.5% | 100万 | 2.5% | 11.7% |
平均すると貸付金利に+1.8%程度したものが実質貸付金利ということになります。
契約締結時と融資実行時に1回だけかかる手数料です。ソーシャルレンディング事業者ごとにルールが異なり、発生しない場合もあります。運用期間が長いほど借手の負担は小さくなります。
SBISL不動産バイヤーズ32号の場合は以下のように記載されています。
「合意した場合に限り」と「上限とする」の文言がルールの曖昧さを強調していますが、実質的には全ファンドにかかっていると考えておいたほうが無難です。
1.0~3.0%未満 | とても信頼度が高い |
---|---|
3.0~6.0%未満 | それなりに信頼度が高い |
6.0~10.0%未満 | リスクが高いと判断されている |
10.0%~15.0%未満 | かなり危ないと判断されている |
15.0% | 致命的に危ない人 |
大雑把ですが、私の貸付金利に対するイメージはこのような感じです。
ノンバンク(ソーシャルレンディング含む)からお金を借りる企業が怪しいのは仕方ありません。その怪しい企業の中から回収できそうな人を見極めたり、十分な担保を設定することがソーシャルレンディング事業者の仕事であり腕の見せどころです。
そして、優れたソーシャルレンディング事業者を選ぶことが投資家の仕事です。
ソーシャルレンディング投資は決して美しいものではなく、ギリギリのラインを渡る投資だと認識しなければいけません。
評価 | 休止 | SBIソーシャルレンディングの公式ホームページ |
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