ビジネスや不動産投資で融資を利用する方に向けて「都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合」の違いを解説します。
①預かる
②貸す
③決済機能
おおまかに分けると上記の3点です。
融資を利用する人にはあまり関係ないので「信用創造機能」は省いています。
項目 | 都市銀行・地方銀行 | 信用金庫・信用組合 |
---|---|---|
法律 | 銀行法 | 信用金庫法・中小企業等協同組合法 |
組織 | 営利団体(株式会社) | 非営利法人 |
利用者 | 制限なし(誰でも利用可) | エリアや事業規模の制限あり |
融資金利 | 低い | 高い |
融資相手 | 大きな企業 | 中小企業 |
信用金庫と信用組合は地域の中小企業サポートを目的としているため、銀行と比べるとコストが高くなり、それが融資金利の高さに繋がっています。
都市銀行は大都市に本店を構えて広域展開している銀行を指します。
現在は「みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行」の5行(4グループ)のみです。
主に大企業を取引先としており、最低水準の融資金利となります。
ちなみにメガバンクという名称は「1兆ドル以上の総資産」が基準となるので、都市銀行のほかに、新生銀行、ゆうちょ銀行、SBIホールディングスなども含みます。
地域経済に大きな影響力を持つ金融機関です。
第一地方銀行が63行、第二地方銀行が37行あります。
地域の活性化をサポートする小型銀行です。
利用者が出資者となり相互扶助を目的としています。
信用金庫とほぼ同じシステムの銀行です。
利用者が出資者(組合員)となり相互扶助を目的としています。
信用金庫よりもさらに小さな金融機関です。
金融機関の種別に良し悪しがあるわけではなく、利用者としては「会社の規模や信頼性に適した金融機関を選ぶこと」が大切です。
私の周りでは「最初は信用組合から取引をはじめて、実績が出来てから地方銀行にステップアップした」という人が多いです。
また、必ずしも信用組合だから金利が高いというわけではなく、銀行と同条件の超低金利を引き出した実例もあります。
フランチャイズで鰻屋を出店!オープンから12日間の経過報告 | ||
たい焼き屋オープンから3ヶ月目の経過報告!大幅黒字だが売上急落中 | ||
はじめてのフランチャイズ加盟!たい焼き屋オープンから5日間の経過報告 | ||
新NISA制度を賢く活用する方法!仕組み、戦略、落とし穴、政府の意図など | ||
カナメ先生の投資近況報告!調剤薬局、中古車投資、不動産投資、株式投資など | ||
全記事の一覧 |