数ヶ月前に知人のOさんから「業務拡大のために隣の土地が欲しいんだけど、運転資金を圧迫したくないんだよね」と相談と受けたので、私が代わりに土地を購入してOさんに賃貸することにしました。
Oさんとは10年以上の付き合いがあり共通の友人もいるため、「固定資産化がネックではあるけれど、オーナーズブックやFundsに投資するよりは利回りが高いからいいか」ぐらいの気軽な気持ちでした。
Oさんも
「所有者のYさんとは仲が良いので相場より安く売ってもらえるよ」
「来年(2020年)の春頃までに決済すればOKみたいだよ」
と言っていました。
ところが来年春頃までに決済すればよいと言っていたYさんが、急に「早めに買付証明書が欲しい」「今年の11月末までに決算したい」と言い出しました。
なんとなく変だなと思い「登記情報提供サービス」で登記簿を請求して確認すると、4,000万円の根抵当権が設定してありました。さらにYさんの住居兼オフィスの登記簿をチェックすると根抵当権に加えて差押えまで入っています。
これは一大事です。
Yさんに依頼して土地に設定してある根抵当権を外してもらいました。これで取引を進めることができます。自宅の差押えは今回の売買とは関係ないので触れていません。
契約に関してはYさんが「友人の司法書士を使いたい」と言ってきましたが、不安な部分が多いため、それを断り、懇意にしている地元で評判の良い司法書士さんに頼むことにしました。
司法書士さんにしっかりとチェックしてもらい、何も無ければ11月頃には購入する予定です。
今回の件では本当にソーシャルレンディングをやっていて良かったと思いました。
・根抵当権や差押えについての理解が深まった
・登記情報提供サービスによる登記簿請求に慣れた
・リターンとリスクの感覚が磨かれた
・世の中には金銭トラブルがたくさんあることを知った
もし、ソーシャルレンディングの経験が無ければ何も考えずに契約をしてしまい、大変なことになっていたかもしれません。
興味があったので司法書士さんに聞いてみました。
(1) 抵当権設定者と差押債権者の連絡先を調べる
(2) 連絡をして残債の額を確認する
(3) いついつ払うから抹消して欲しいと依頼する
(4) 売買代金支払い日に全関係者が集まる
(5) 当日は信頼できる司法書士に仕切ってもらう
とても面倒ですね。
購入予定の土地に差押えが入っていたら買うのを断念していたと思います。
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