オーナーズブックの運営親会社であるロードスターキャピタルの決算を解説します。
ソーシャルレンディング投資の鍵とも言える運営の信用分析(決算分析など)が滞っていたため、しばらくは決算分析を多めに行う予定です。
流動資産 | 651.72億円 |
---|---|
固定資産 | 5.32億円 |
流動負債 | 56.91億円 |
固定負債 | 452.43億円 |
純資産 | 147.69億円 |
総資産 | 657.04億円 |
・自己資本比率:22.48%
・流動比率:1145.18%
・固定比率:3.60%
不動産投資業なので自己資本比率は低めですが、極めて健全な財務状況です。
ちなみにオーナーズブックの運用規模は84.20億円(営業貸付金)です。
- | 2020年12月期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 |
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売上高 | 169.79億円 | 179.20億円 | 236.37億円 |
営業利益 | 44.84億円 | 56.18億円 | 75.45億円 |
経常利益 | 41.68億円 | 53.27億円 | 72.30億円 |
純利益 | 27.00億円 | 34.65億円 | 48.43億円 |
東京都心エリアのオフィス市場が長期的に良かったことも大きな要因ですが、順調に業績を伸ばしています。
営業利益率の高さにも安心感があります。
投資家からすると地味な推移ですが、この堅実さこそがオーナーズブックの魅力です。すでに上場企業であり、なおかつメイン事業が好調なので規模拡大を急ぐ必要がありません。
メイン事業が相変わらずの好業績であり、ホテル投資に注目しているようです。
これだけの好業績ですと、売上割合の1.7%しかないクラウドファンディング事業が片手間になることが心配になりますが、ロードスターキャピタルとして「フィンテック」に力を入れていきたいようです。
STOを用いたファンドも楽しみです。
個人的には「45ヶ月間で約2倍」という圧倒的なパフォーマンスを叩き出した、エクイティ型ファンドの第2弾を心待ちにしています。
[記事] オーナーズブックのエクイティ型で約53万円の利益!次の募集はあるのか?
評価 | A+ | オーナーズブックの公式ホームページ |
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