クラウドバンクから延滞ファンドに関する続報が発表されました。
2023年5月16日に連帯保証人の代理弁護士と面談をしたところ「連帯保証契約に関しては締結した事実はないとのみ主張している」とのことです。
その結果、クラウドバンクは訴訟の準備を始めたようです。
・延滞貸付先数:1社(DR社)
・延滞総額:約10億円
・運用終了予定日:2023年4月7日
・投資事業:バイオマス発電
・捺印と印鑑証明書が本物であることは確定しているのか?
・伊藤忠丸紅住商テクノスチールの誰から書類等を受け取ったのか?(窓口は誰)
・連帯保証人に何らかの事前確認は取ったのか?(電話、郵便、メール等)
[前回記事] クラウドバンクで大事件発生!連帯保証の事実はないと表明
・融資実行前に連帯保証人の本社応接室にて取締役及び部長と面談
・書類等は当時部長を務めていた者から直接クラウドバンクが受領した
これまでの面談等の内容から、連帯保証人に保証契約を履行する意思がないと判断したため、営業者にて訴訟の準備を始めております。
なお、営業者は融資実行前に連帯保証人の本社の応接室にて連帯保証人の取締役及び部長と面談しており、連帯保証契約の締結を決議した連帯保証人の取締役会議事録、連帯保証人の印鑑証明書等は、後日、連帯保証人において当時部長を務めていた者から直接本営業者が受領したものであり、債務者(DR社)から受領したものではありません。
今後の皆様へのご報告につきましては、本件債権の回収に関しまして進捗等がありましたらその都度、また、進捗等がない場合でも毎月の分配・償還日(原則毎月第5営業日)の前後を目途に、状況を報告させていただきます。
お客様にはご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
上の部長と下の部長は表現が違うけど違う人なの?
穿った見方をすると下記のようにも取れない?
応接室ではただ挨拶と世間話をしただけで帰った。
後日、当時の部長が会社に内緒で資料を作成してクラウドバンクへ手渡した。
それがバレたので今は部長ではない。
俺はこの会社とは親しいんだ!
だって取締役と会ったこともあるんだからな!
と言ってるだけにも見えるから
面談室で連帯保証人を了解してたのかはっきり書いて
但し書きで「使用者が被用者の選任およびその事業の監督について相当の注意をしたとき、または相当の注意をしても損害が生ずべきであったとき」について立証すれば、使用者責任は免責されるとされているが、判例から使用者責任の免責は認められておらず実質無過失責任とされている。
連帯保証は無効とならず、賠償で損害が出た場合は雇用した企業が部長に損害賠償請求するのがスジかと。
クラウドバンクは投資家の知りたいことをしっかりと説明してくれました。
次は、伊藤忠丸紅住商TSのフェーズです。
①面談したとされる取締役
②面談したとされる部長
③当時部長を務めていた者(②と同一人物?)
これらの人物の特定と事実確認を行う必要があります。
[伊藤忠丸紅住商TSの役員一覧]
https://www.imsts.co.jp/company_07.html
従来であれば「ここから先は裁判」ということで一般公開される情報は少なくなりますが、投資家としてはこのままインターネット上での情報公開を続けて欲しいところです。
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