クラウドクレジット「ユーラシア金融事業者ファンド」の金融事業者(E社)について、既にソーシャルレンディングウォッチさんの記事で事業者特定されています。
» 参考:クラウドクレジットの新ファンド「ユーラシア金融事業者ファンド」とE社の正体
私も調査したところ、同じ事業者へ辿り着きました。
本記事では「ユーラシア金融事業者ファンド」金融事業者(E社)の情報を掘り下げます。
ちなみに、2019/10/19時点で[ユーラシア金融事業者ファンド42号]6000万円への応募が100%となり、販売終了となっています。非常に人気のあるファンドのようです。
金融事業者(E社)はLIME CREDITグループです。
「テクノロジーで'貸出'をより効率的で標準化された平等なものにし、人々が金銭的自由を獲得することで、人々をエンパワーメントする」というミッションを掲げ、既存の金融機関へアクセスできない層へ短期ローンや分割ローンをオンライン上で提供しています。
そして、創業から順調に事業拡大しています。
2013年 | 創業 |
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2014年 | ロシアでサービス開始 |
2015年 | ポーランドへ進出 |
2016年 | 累計10万件のローン組成南アフリカへ進出 |
2017年 | 累計20万件のローン組成分割ローン事業を開始地元の技術系大学と機械学習ラボを設立累計30万件のローン組成 |
2018年 | 累計40万件のローン組成MintosのP2Pプラットフォームへ参加メキシコへ進出 |
2019年 | 累計50万件のローン組成 |
2020年~ | [計画]ベトナムへ進出[計画]スペインへ進出 |
また、2017年の地元大学との機械学習ラボ設立からも分かる通り、テクノロジーに強い企業です。自動化されたスコアリングモデルを独自に構築し、リスク管理を徹底しています。
クラウドクレジットのファンド紹介ページにも以下の記述があります。
LIME CREDITグループの企業紹介動画です。非常に洗練された企業だという印象です。
既に償還されたユーラシア金融事業者ファンド1号~15号の情報をまとめました。RUB/JPY為替レートの影響を大きく受けますが、2019/09に運用を終えた14号ファンド:14.9%と15号ファンド:12.3%は好成績です。
ファンド | 運用開始時レート | 運用終了時レート | 予定利回り | 実現利回り |
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1号 | 1.9043 | 1.6874 | 13.1% | 0.6% |
2号 | 1.8722 | 1.6934 | 12.5% | 2.5% |
3号 | 1.8472 | 1.6934 | 13.0% | 4.0% |
4号 | 1.8486 | 1.7080 | 13.0% | 5.3% |
5号 | 1.7481 | 1.7080 | 13.0% | 10.6% |
6号 | 1.7476 | 1.6954 | 13.0% | 9.9% |
7号 | 1.8188 | 1.6954 | 13.0% | 5.6% |
8号 | 1.7777 | 1.7099 | 13.0% | 9.1% |
9号 | 1.7326 | 1.7099 | 13.0% | 11.7% |
10号 | 1.7518 | 1.6998 | 13.0% | 10.0% |
11号 | 1.7805 | 1.6998 | 13.0% | 8.1% |
12号 | 1.7681 | 1.5867 | 13.0% | 2.3% |
13号 | 1.6242 | 1.5867 | 13.0% | 10.5% |
14号 | 1.6372 | 1.6641 | 13.0% | 14.9% |
15号 | 1.6773 | 1.6641 | 13.0% | 12.3% |
クラウドクレジット「ユーラシア金融事業者ファンド」の金融事業者(E社)LIME CREDITグループの概要とファンド成績をまとめました。LIME CREDITグループについての数値データやスコアリングモデルの詳細情報も発見したので、別記事で紹介予定です。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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