COZUCHIが2022年5月に募集した超大型ファンド(36億円)がアルデプロ関係の物件(※)ということで物議を醸しています。
※アルデプロ → 合同会社富ヶ谷再開発 → 合同会社NK6号 → TRIAD
※合同会社NK6号は「合同会社睦月マネジメント」という名称だった
そこで、TRIADとアルデプロに関する私なりの見解を述べていきます。
[参考ページ] 代々木公園 事業用地(COZUCHI)
maneoの川崎市病院跡地で注目を集めた上場企業です。
リスク管理研究所からは「事業停止処分や粉飾決算などを重ね、遵法精神に乏しい企業と言わざるを得ない」と評価されています。
[参考記事] アルデプロの怪しい噂を検証!秋元竜弥氏、粉飾決算、上場廃止など
TRIADが運用するファンドの登記簿を10件ほど取得してみました。
運用中 4件、運用終了 6件です。
購入元は様々な企業や個人となっています。
販売先は「新築分譲住宅事業者、マンションディベロッパー」などです。
上場企業も含まれています。
銀座EXITファンドはファイナンス的なスキームでした。
購入元と販売先に不審な点(一社集中など)は見当たりませんでした。
2019年5月27日、Triad Financeが合同会社代々木開発の保有する「代々木会館の敷地」に14億円の根抵当権を設定しています。
約3年前にファイナンスでの取引がありました。
[参考ツイート] あくのふどうさんさん(@yellowsheep)
・2020年2月までは医療法人財団荘敬会が所有
・2020年2月:アルデプロが「借入15億円+自己資金」で購入
・2020年7月:合同会社富ヶ谷再開発が約25億円で購入
・2021年7月:合同会社NK6号が購入
・2022年6月:株式会社TRIADが購入(事業総額46.5億円)
金額の跳ね上がり方が恐ろしいです。
再開発が進んだと考えて良いのでしょうか?
評判の悪い会社から物件を購入しようとも投資として勝算があれば問題はありませんが、下記2点に関しては気になるところです。
・COZUCHI募集ファンドで断トツの募集金額の大きさ(36億円)
・共同事業者がアルデプロである可能性が高い
TRIAD社に悪意はなく、勝算があるとしても、評判の悪い会社と関わることによりリスクが高まることは確かです。
自分は大丈夫という過信はリスクを高めます。
①maneoの川崎ファンドについてどのような印象を持っているのか?
②当案件で4割の損失が出た場合、COZUCHIやTRIADにどのような影響があるのか?
現在は社内会議を終え、TRIADへのヒアリングを進めている段階とのことです。
近日中に正式発表があると思われます。
不動産業界は海千山千の猛者たちが競い合っている世界です。
大きな利益を上げるためには評判の悪い企業との取引が必要になることもあります。
個人的には、COZUCHIの武藤社長とTRIADの倉持社長の信頼性は決して低くないと考えています。
しかし、アルデプロ絡みという事実が不安を掻き立てることも確かです。
最終的には「リターン」「事業者リスク」「ファンドリスク」などから、投資家自身が総合的に判断するしかありません。
私は途中返金を検討しましたが、今のところは保有を選択しています。
最悪の事態が起きてもリカバリーの出来る投資額という理由も大きいです。
今はCOZUCHIやTRIADの正式発表を待つばかりです。
評価 | A | COZUCHI(こづち)の公式ホームページ |
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解約違約金何%なんだろ
場合によっちゃ裁判すらあるな
前科あり企業と共同プロジェクトで、故意に告げなかったとみなせる
昇り調子のクラファンで利回り10%だけで十分なのに、更に不要とも思える過剰キャンペーンが引っ掛かってたが、こういう事か